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唯一の伝統野菜のPRを目指して/地元小学生と法性寺ねぎ定植/JAあいち三河

2020/09/16

 JAあいち三河は、岡崎市で唯一あいち伝統野菜に登録されている「法性寺ねぎ」のプランター栽培を今年度より始めました。地元野菜をPRし地産地消や生徒らへの食育活動を目的としたこの取り組みは、岡崎市内の小学校14校と幸田町を含む同JA管内の3支店で栽培。岡崎市やNPO法人おかざき農遊会、同JA法性寺ねぎ研究会らと協力し立ち上げた「あいち伝統野菜法性寺ねぎ連絡協議会」として、来店客らに対して積極的にアピールするとともに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも掲げられる「飢餓をゼロに」などを通じて伝統野菜の生産振興を目指し、地域農業の周知に取り組んでいます。
 9日には同JA営農販売部藤井克弘部長と同農遊会員ら3名が同市立大樹寺小学校の特別支援学級1年生から6年生までの生徒22人とともに作業を行いました。同農遊会藤山尊司相談役が作業の説明を行い、その後生徒らは3つのプランターに土や肥料など入れ、ネギを一人3本(計66本)定植。生徒らは笑顔で作業を行い、約3か月後の収穫を楽しみにしていました。
 同JA藤井部長は「今回の栽培体験を通じて、多くの子どもたちが法性寺ねぎのファンになってくれれば」と話しました。同会石田治夫理事長は「『法性寺』ねぎは岡崎で300年以上続くネギ。収穫を楽しみに岡崎の伝統野菜にもなっているネギを育ててほしい」と話しました。
 全小学校らに設置終了後、連絡協議会ではネギの生育状況の確認を行い12月頃の収穫を目指しています。

写真=生徒とともにネギを植える藤井部長㊨(9日、岡崎市立大樹寺小学校で)