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夏の思い出に“駒立のぶどう”/コロナに負けず開園式/岡崎駒立ぶどう狩り組合

2020/08/06

 愛知県の駒立、米河内両町で組織する「岡崎駒立ぶどう狩り組合」は7月31日、同組合のマルタ園で開園式を行いました。7園で組織する同組合は今年で結成60年目。「デラウェア」や「シャインマスカット」「巨峰」など約20品種を栽培しており、10月10日頃までブドウ狩りを楽しむことができます。式には同組合に所属する生産者や行政、JAら約30人が参加。神事を行ったのちテープカットや同組合が製作、販売する「岡崎駒立ぶどうサイダー」で乾杯し、参加者は収穫したブドウを味わいました。
 今年は7月の長雨や日照不足の影響で例年より5日程度の遅れが見られるものの、粒の大きさ、着色は順調。現在は酸味が少し強いが、気温の上昇とともに糖度が増し、美味しいブドウになっていきます。中根伸宏組合長は「多くの方からの温かい支援があり、60周年を迎えられた。駒立ぶどう狩り組合として新型コロナウイルスの様々な対策を取って運営を行っていくので、コロナの渦中ではあるが美味しいブドウを食べて夏の良い思い出作りができれば」と話しました。
 同組合は品種を変えながら8万人の来園者を目指しています。園内にはバーベキュー設備やアスレチック、遊具も設備。入場料は時期や品種によって異なるが、大人は1500円~2000円、小人が1100円~1500円、幼児は800円~1200円で営業。新型コロナウイルスの感染症対策として、7園の集客情報をもとに案内所で人数を見ての割り振りや貸出機具のアルコール消毒などを徹底しています。

写真=ブドウ狩りを楽しむ子ども(7月31日、岡崎市駒立町にあるマルタ園で)