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圃場をまわって生育状況確認/法性寺ねぎ研究会が情報共有/JAあいち三河

2019/12/23

 JAあいち三河法性寺ねぎ研究会は12月17日、岡崎市の伝統野菜である「法性寺ねぎ」の生育状況や圃場環境を検査するため、圃場巡回を行いました。生産者、県農業改良普及課、JA職員ら15人が参加。研究会員の圃場を回り、ネギの色合いや丈の長さなどの外見、病害虫の発生状況を確認しました。また、株間、畝間の広さを計測し、ネギの生育環境を確かめました。その後市場担当者も参加し、目ぞろえ会を実施。どのような規格が求められているか話し合いました。
 同普及課の丹羽昌二専門員は「冬に入り、生育は安定してきたと思う。今後は、葉先の具合に応じ農薬の散布や追肥をして、万全な病害虫対策を行ってほしい」と話しました。
 同研究会八田政弘会長は「夏の暑さの影響で、今年は出荷開始が1か月ほど後になった。台風も多く苦労したが、今後も情報交換をしながらお互いの栽培方法を学び、出荷量を増やしていけるよう努力したい」と話しました。
 「法性寺ねぎ」は、蜜が出るほどの甘さや香りの強さ、やわらかい歯ごたえが特徴で、室町時代に「九条ねぎ」を法性寺に植えたことが起源とされている歴史ある地元野菜です。愛知の伝統野菜や、岡崎市のブランド化推進品目に認定されています。出荷は、毎年12月から3月までJA産直店舗や地元市場、地元スーパーなどに向け行い、1月下旬にピークを迎えます。

写真=生育状況を話し合う八田会長㊧と丹羽専門員(17日、岡崎市福桶町圃場で)