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白ナスでフレンチ&和食づくり/専門学校の食育教室で使用/JAあいち三河
2019/10/29
JAあいち三河で今年から試験栽培が始まった白ナス「揚げてトルコ」は岡崎市や額田郡幸田町で順調に生産が進んでいます。白ナスを使用したいと名古屋市瑞穂区の、名古屋調理師専門学校より依頼があり、JAは白ナス350本を寄付しました。
10月19日に同校は、入学希望者や食に興味のある子供を対象に、食育教室を開きました。様々な国の料理づくりを体験する「料理講座」、旬の食材について学ぶ「食育講座」、親子で料理を楽しむ「キッズキッチン」など数多くの講座を設けました。白ナスは「料理講座」のフランス料理づくりと和食づくりで使用。フランス料理講座では、メインデッシュ「サーモンのグラチネ」のドレッシングとして、ペースト状にして使いました。和食づくりでは、穴子と白ナスの柳川鍋を作りました。
同校の和佐田美久教授は「様々な地域から野菜を提供していただいている。白ナスを初めて見た方が多かったので、食育教室を通じて魅力を伝えられたと思う」と話しました。
白ナスは、JAあいち三河夏秋なす部会に所属する9人の生産者が、約3㌃のほ場で生産しています。約350㌘の長卵形で、ずっしりとした重さと艶のある白色が特徴です。傷の有無がわかりやすく皮が薄いため、高度な栽培技術を必要とします。今年7月からJA産直店舗や県内スーパーなどで販売を始め、現在は購入できないほど品薄になっています。販売は、来年5月に再開する予定です。
写真=調理の説明を聞く参加者ら(19日、名古屋調理師専門学校で)