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幸田の「筆柿」出荷スタート/日本一の生産量/JAあいち三河
2019/10/01
生産量全国1位の幸田町の「筆柿」の出荷が始まりました。9月23日、JAあいち三河幸田営農センターの筆柿選果場で1.9㌧の「筆柿」を今年初選果しました。今年は受粉時期が遅く、品質の低下が懸念されていますが、切り遅れや出し遅れをすることなく、より多くの「筆柿」を出荷できるようにとJA担当者らが生産者へ呼びかけ、出荷に努めています。同町の「筆柿」は、甘柿と渋柿が同じ樹からできる「不完全柿」で、甘柿と渋柿を区別する自動渋判別ラインを組み入れた特殊な機械を使用し選果を行っています。渋と判定された果実は、脱渋して出荷します。
西三河筆柿選果場運営委員会宣伝係の大竹睦冶さんは「例年と比べ成りの悪さを心配しているが、幸田のシンボルである美味しい「筆柿」をたくさんの方に届けられるよう頑張っていきたい」と話しました。
「筆柿」は1個が100㌘ほどの早生品種。形が筆先に似ていることから名がつきました。他品種と比べ丸かじりできるほど皮が薄く食べやすく、糖度も高く17~18度、高いもので20度に及びます。
同会は、同町と西尾市の生産者などで組織されています。出荷は10月下旬まで続き、10月中旬にピークを迎えます。東京や大阪、長野、名古屋の市場に向け出荷します。JAあいち三河産直店舗「幸田憩の農園」や同町の道の駅「筆柿の里幸田」で販売しています。
写真=「筆柿」の品質を確認する生産者(23日、JA幸田営農センターで)