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生産者同士で情報共有/ほ場巡回実施/JAあいち三河法性寺ねぎ研究会
2019/08/13
JAあいち三河法性寺ねぎ研究会は、岡崎市の伝統野菜である「法性寺ねぎ」の生育状況やほ場環境を確認するために、定植後の8月と出荷前の12月にほ場巡回を行っています。
同研究会は8日、同市法性寺町をはじめ8戸の生産者のほ場を巡回しました。生産者や西三河農林水産事務所、JAら9人が参加。株間や畝間の長さを測定し、定植方法や生育状況を確認しました。
同農林水産事務所丹羽昌二専門員は「梅雨明けの遅さや日照不足により、水はけの悪さや根の酸素不足が心配される。カルシウムの散布を心掛けてほしい」と講評しました。
同研究会八田政弘会長は「ほ場巡回をすることで生産者同士で情報共有ができる。法性寺ねぎの生産を長く続け、次世代へつなげられるよう努力したい」と話しました。
「法性寺ねぎ」は、蜜が出るほどの甘さや香りの強さ、やわらかい歯ごたえが特徴です。室町時代に「九条ねぎ」を法性寺に植えたことが起源とされている歴史ある地元野菜です。種から増殖すると形質が変わってしまうことがあるため、株分けによって分けつを行います。毎年12月から3月頃までJA産直店舗や地元市場、地元スーパーなどに向け出荷します。1月下旬にピークを迎えます。
写真=生育状況を確認する丹羽専門員(8日、岡崎市法性寺町ほ場で)