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農業融資で農家をサポート/金融面からの支援目指す/JAあいち三河
2019/07/19
JAあいち三河では自己改革の柱として「農業者の所得向上」を掲げています。中でも融資部では、平成30年度より営農部署の担当者と支店長が一緒になり農家のもとを訪れる同行訪問を開始。金融面からのフォローを活用し、所得アップや農家の抱える課題解決に取り組んできました。今年度は今まで以上に農家訪問件数を増やし、農業者所得の向上とともに地域農業の拡大を目指します。
融資部は6月19日には座学、27日は視察研修で支店の金融渉外らを対象に農業知識や農業融資に関する研修を行いました。昨年度から取り入れられた研修で、19日の幸田支店で開かれた座学には、融資担当者らもあわせ56人が参加。平成29年度より農業融資の担当となっている融資相談一課の三城勝重さんによる農業融資事例の紹介や愛知県信連の食農法人営業部による農業資金融資の基礎研修、西三河農業改良普及課から農業機械の基礎知識などを学びました。27日は、成分分析や障害診断に取り組むJAあいち経済連営農支援センターやあいち経済連東三河地域青果物パッキングセンターなどに足を運び、担当者らの説明のもと農協や経済連がどのように農家支援をし、農業を支えているか、また実際に農業の行われている現場や収穫からどのようにして市場へ運ばれるのかを確認しました。
融資部の小早川行軌部長は「今回の研修、視察を通じて得た知識を農家の抱える課題解決につなげてほしい」と話しました。
営農担当者との同行訪問は、昨年の平成30年度の1年間で1,007件にのぼり、相談や融資実行にも繋がりました。農業融資の実行件数も30件と前年度より実施件数アップを見せました。今年度は農家の更なる所得増大や課題解決を目指し、取り組みを継続します。
写真=パッキングセンターを視察する職員ら(27日、あいち経済連東三河地域青果物パッキングセンター)