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伝統野菜を次世代へ/食育授業を開催/JAあいち三河法性寺ねぎ研究会
2019/07/11
2003年に「あいちの伝統野菜」に登録された、岡崎市の「法性寺ねぎ」。その伝統野菜を次世代につなげていくため、JAあいち三河法性寺ねぎ研究会は7月9日、同市内の小学校を訪れ、農業の歴史や地元野菜に関する食育授業を行いました。
同会は、今年度スーパーサイエンススクール推進校に選定された同市立六ツ美西部小学校を訪問。同校3年生116人に、農業の歴史をまとめた資料や、実際に「法性寺ねぎ」を児童らに見せ授業を行いました。
同会八田政弘会長は「多くの児童に、地元の野菜や農業に興味を持ってほしい。わからないことは進んで勉強して、学ぶことの楽しさを身に付けてもらいたい」と話しました。
法性寺ねぎは、密が出るほどの甘さや、香りの強さ、やわらかい歯ごたえが特徴。歴史ある野菜で、室町時代に「九条ねぎ」を法性寺に植えたことが起源とされています。種から増殖すると形質が変わってしまうことがあるため、株分けによって分けつを行います。12月からJA産直店舗や地元市場、地元スーパーなどへ出荷し、3月まで続きます。
今後は、11月に同校の児童自らが法性寺ねぎを収穫し、調理を行う予定です。
写真=「法性寺ねぎ」の話を真剣に聞く児童ら