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フードロス削減目指し食材提供/新鮮農産物を子ども食堂へ/JAあいち三河

2019/05/09

 JAあいち三河道の駅藤川宿産直部会は、多く栽培できた農産物や形が不揃いだが品質に問題のない野菜を市内の「子ども食堂」に寄付する活動を3月末から始めました。フードロスの削減と地元の安全・安心な農産物を子どもたちに食べてもらうことを目指しての活動です。旬の時期を迎えると量が多く陳列できない農産物の行先に悩む生産者がおり、その問題を解決すべく取り組んでいます。

 現在は子ども食堂の開催前日、毎月第2、第4月曜日に提供しています。多く収穫できたものや掲示してある献立を確認しながら、生産者が有志で提供しています。活動に賛同する意見も多く、2回目の提供日であった4月8日に初回の倍近くの農産物が子ども食堂へと渡りました。

 同部会の鈴木辰夫部会長は「産直に出荷する生産者たちは、気候などの関係で多くできた野菜の行先が困る場合があった。そのような問題解決の1つとして野菜の提供先が決まり、生産者としても食べてもらえる喜びが作る頑張りに繋がる。農産物を提供することで、少しでも地域コミニュティの活性化に貢献でき、地域から愛されるJAとなれば嬉しい」と話しました。

 

提供する農産物を確認する鈴木部会長㊥ら(8日、道の駅藤川宿)