管内の農産物
大門のしめ縄
「大門のしめ縄」の生産が、岡崎市の「大門〆縄組合」でおこなわれています。
「大門〆縄組合」は、昭和25年に設立されました。
「大門のしめ縄」は、戦後経済の高度成長とともに需要も伸び、各地で競争が激しくなりました。同組合のしめ縄は青刈り稲のわらを使うことと、乾燥機、保冷庫の導入で鮮やかな青味を持続できたことから、消費者の高い評価を得ています。また、使用後は燃やしても公害が発生しない材料で作っていることも好評です。
しめ縄作りの作業は、7月下旬からの青田刈りに始まりますが、芯作りは前年の材料を使うため、正月があけるとすぐに進められます。ほとんどが昔ながらの手作業ですが、最も省力化されたのは、稲の乾燥作業です。古くから矢作川の砂洲を使い、晴天の続くのを見計らって、一気に新鮮な緑に干し上がるように乾燥させていて、この砂洲を近くに持つ中大門と下大門がしめ縄作りの生産地条件となっていました。その後、道路が舗装されるに伴って、道路で乾燥させることもありましたが、近年ではすべて乾燥機で乾燥するようになりました。
※大門〆縄組合は、組織の法人化に伴い平成30年11月8日を以て、 に名称を変更しております。