管内の農産物
桃
管内の「桃」は、幸田町で栽培されています。
幸田町では、昭和40年前後から、長嶺、荻、須美地区で露地桃の栽培が行われていました。当時は、出荷団体もなく、個人出荷と自家消費がほとんどでした。
桃の樹齢は15~20年とされ、植え替えの時期がくると露地栽培は衰退し、代わりに県の地方振興補助事業で、昭和58年から「ハウス桃」の栽培に取り組むようになりました。
ハウス桃は平成14年度より、「安心・安全で美味しいもも栽培」を目指し、経済連認証の「いきいき愛知」減農薬栽培に取組み消費者に選ばれる産地作りをしています。また、平成16年度よりは、減科学肥料栽培にも取組みをしています。
消費者に、産地情報の提供としてインターネット上に生産者の顔や栽培履歴が掲示しています。
露地桃も、平成3年のパイロット事業で、須美地区に1ヘクタールほど植えられ、木が大きくなるにしたがい、順調に出荷量を増やしています。
また、消費宣伝として、パイロットの入り口にさつきで「幸田のもも」と植えてありPRも積極的に実施しています。
現在、ハウス桃については、3名の生産者が60アールの面積で栽培しており、規模は変わりませんが、産直など販売の多様化を図り、販売実績を伸ばしています。 また、平成18年度より部会員全員が環境にやさしい農業への取り組みをしています。
露地桃については、7名の生産者が162アールの面積で栽培しています。
また、現在「日川白鳳(ひかわはくほう)」をはじめとして10種あまりを試験栽培していますが、今後、消費者ニーズと作業分担を考慮した品種の集約を図るとともに、付加価値をつけた販売戦略により、経営の安定化を進めます。