管内の農産物
花き・観葉
JAあいち三河管内の花きは、観葉植物、洋ランなどの鉢物を主体に生産しています。生産性向上のための施設整備、新品種、無病苗の導入などを行ってきました。
主要な花きを中心に産地が大型化しているため、現在では切花の約8割、鉢物の約7割が県外へ出荷されています。原油高や環境対策により生産及び輸送コストが高騰しており、各産地で効率的輸送にむけての体制見直しが必要になってきています。
岡崎市では、昭和56年から旧JAごとに出荷場が整備され、個人出荷から、共同出荷で市場の選択ができるようになり、輸送経費の削減や販売戦略に力を発揮しています。
施設園芸の暖房用に使われるA重油の農家売り渡し価格は、平成21年12月に64円であったものが、現在の価格は当時よりも高く、生産コストの上昇が施設花き経営に大きく影響を与えています。そこで、生産コストを抑え、かつ環境への配慮も考えた、省エネルギー設備の導入・各産地で効率的輸送にむけての体制見直しが進んでいます。JAあいち三河管内でもヒートポンプの導入が普及しています。
生産者組織は、「岡崎市花き温室園芸組合」と「幸田町花き園芸組合」があり、生産と流通の両面で研究会を実施しています。
「花木」は、花の咲く木の総称です。この地域の主な栽培品種は「千両」で、出荷のおおよそを占めています。出荷組織は「JA花木部会」と「駒立千両部会」があります。