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VARIETY
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新大和、大和クリームなどの在来種のほか、瑞祥、金輝など、新しい品種も多くあります。
小玉では、紅こだま、こだま、乙女、嘉宝など。 変わり種では、黒皮のタヒチスイカ、黄色皮のサマーリッチ(写真)、形では枕形で大果の黒部スイカなどがあります。
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PROFILE
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南アフリカ中央部が原産地で、日本へは寛永年間に渡米したといわれています。ただし、現在栽培されているスイカは、明治35年にヨーロッパやアメリカから来た品種をさらに改良したものです。
蔓性の1年生で、根は深く張り、旺盛な成長力があります。「日照り草」ともいわれるとおり、日照りが続き、降雨の少ない年ほど豊作になります。畑の土壌酸度にも適応力があります。
花は雌花、雄花、雌雄両性花の三つの型が着きますが、栄養状態がよいときは雌雄両性花(実が着きやすく、大きく育つ)がたくさん現れます。
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スイカは深く根が張る性質があり、過温により湿害が発生しやすいので、畑はとくに深く耕す。 |
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畝をつくって、鞍(くら)築き(土を盛る)をする。 |
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●1回めの追肥
本葉が1枚のころに鞍から少し離れた両側へ与えて覆土する。
●2回め(蔓肥)、3回目
株から50から60cm離れたところへ。3回めのとき、敷きわらを株のまわりに敷く。
●4回め、5回め(玉肥)…果実が着きはじめたころと、野球のボール大になったころに与える。玉肥が済んだら畝全体に敷きわらをする。
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雌花が咲きはじめるころにする。(両性花の柱頭にも雄花の花粉をつける)
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定植後、つるが20cm伸びたころに親づるを摘心し、子づるが30~40cm伸びたころ、良く揃った枝を残し、4本仕立てする。親つるは5~6節で摘心し、子づるは4本を伸ばす。各つるに出る側枝は着果節位以下はすべて摘みとり、その後は放任とする。 |
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果実がボール大のころ、敷きわらの上に花が着いていたほうを下にしてきちんと置き、変形を防ぐ。着果後30~35日で収穫する。着果した節の巻きひげ前後が枯れたら収穫摘期 |
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スイカは接ぎ木苗を育てると、土壌伝染病の被害が防げます。
スイカの種をまき、台木になる種(ユウガオあるいはカボチャ)を2~3日後にまきます(スイカのほうを早く生長させます)。台木もスイカも子葉が開ききったころ、台木の胚軸を上から下に向かって斜めに半分ほど切り下げます。スイカの胚軸は下から上に向かって斜めに切り上げ、台木の切り口へ差し込ませ、接ぎ木クリップで留めるか、毛糸を巻きつけてくくっておきます。
作業ができたらポットに植えつけ、切り口をぬらさないように水を与えます。接ぎ木した10日後にスイカの胚軸を半分ほど切り、翌日しおれていなかったら切り残した部分を切って、スイカの根は抜き取っておきます。 |
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