家庭菜園

 
オクラオクラ

 
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VARIETY

 品種はそんなに多くはありませんが、極早生種ではアーリーファイブが果色が濃く、調理の仕上がりも美しいのでおすすめ。そのほか変わったところでは、ベターファイブやさやが丸いエメラルドなど。ベニー(写真)は、角形で、収穫時は紫紅色ですが、調理で加熱すると深緑色に変化します。
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PROFILE

 原産地は東北アフリカ。アオイ科に属していて、熱帯地方では多年生になり、丈が5~6mにまで達するものもあります。日本では1年生で、暑さに強く(生育適温25~30℃)、真夏でもぐんぐん生長します。 そのかわり寒さには弱く、10℃以下になると、生育が止まります。少々やせた土地でも育たないことはありませんが、有機物を多く含む土壌を好みます。乾燥には強い野菜ですが、適当な水分を与えたほうが、果実が早く大きくなります。 茎は繊維質が多く、頑丈で、株元から1本から数本のわき芽が出てきます。
種の準備
イメージ 種皮が硬いので、種は一昼夜水につけてからまく。浮いた種は捨てる

布切れの上にあげて水けを切る
畑の準備・種まき
早くまきすぎると低温で芽が出ず、種が腐ったり、初期の生育が悪くなったりする。一般には4月下旬~5月上旬にまく。1か所に4、5粒まき、1cm厚さに土をかける。
間引き
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子葉が開ききったころ、発芽遅れの株を間引き、1か所3株にする。

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本葉2枚のころにしっかりした株を1本にする。間引く苗は、残す苗を傷めないようにはさみで根元から切る。

イメージ 本葉が4、5枚になったら、1株ごとに間引く。
イメージ 最後の間引きの後、急速に生長するので肥料を絶やさないようにする。最後の間引きのときに1回めの追肥を、その後15~20日おきに2~3回、わかば有機50~60g/m2を施す。
土寄せ・敷きわら
イメージ 梅雨明け後には、畝の乾燥を防ぐため、わらや枯れ草を畝全体に敷いておく。
わき芽かき・摘葉
イメージ 株元からわき芽が出てきたときは、主枝の生長を妨げないように早めに摘み取る。また、収穫が進んできたら、不要な下葉を摘み取って株元の風通しをよくする。
収穫
イメージ 開花後7~10日くらい、長さ7~8cmくらいの幼果を収穫する。1日収穫が遅れるだけで、硬くなるので注意する。
栽培ミニ知識 オクラの花
オクラの果実は、サラダ、酢の物、揚げ物と食卓をにぎわしてくれますが、そのほかにもわたしたしを楽しませてくれます。オクラはハイビスカスの仲間で、6月下旬~7月上旬ごろ、アオイに似た黄色の一日花を咲かせます。その美しい姿はなかなか見ごたえがあり、観賞用としてもぜひとり入れたい野菜の一つです。
オクラは若採りするだけでなく、収穫をせずに大ざやにし、完熟した種を炒ってコーヒーの代わりにできます。また、その大きな花を酢の物にしても喜ばれます。
オクラに限らず、野菜の花はよく見ると愛嬌があってかわいらしいものです。
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