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VARIETY
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西洋種と東洋種、また、根が長いか短いかによって、三寸ニンジン、四寸ニンジン、五寸ニンジン、大長ニンジンなどに分けられます。
東洋種では金時、滝野川など。西洋種では品種改良が進み、雄性不稔性(花粉ができない性質)の一代雑種の利用が多く、向陽2号、夏蒔505などがあります。コンテナ栽培ではミニニンジンが便利です。
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PROFILE
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原産地はアフガニスタン、西トルコ。日本へは1631年、中国の華北地方の品種が導入され、それをもとに金時ニンジンなどの品種ができました。明治初年以降にヨーロッパ系品種が入り、食生活の変化とともに、短根種の栽培が盛んになりました。
冷涼な気候を好み、18~20℃でよく育ちます。2~3℃で根の発育が止まり、本葉3~5枚のころに10℃以下だと花芽ができ、高温日長でとう立ちします。生長してからは暑さに弱いので、夏まきは幼苗期に夏を過ごさせて秋から冬に収穫します。春まきは早春にまいてトンネルで保温し、5~6月に収穫します。
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畑は深く耕す。堆肥は前作に多量に施してあれば、施さなくてよい。
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種はまき溝に条まきする。覆土は5mm程度。ニンジンの種は吸水力が弱いので、乾燥に注意する(乾燥が続くようなら敷きわらをする)
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本葉2枚ころに、込みすぎたところを間引く。ニンジンのばあい、雑草が早く伸びるので、除草を念入りにする。
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本葉5、6枚ころに2回めの間引きをする。肥切れと乾燥に注意する。
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1回めの間引きの後、条間に追肥し、覆土しておく。 |
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2回めの間引きの後、追肥と同時に土寄せする。 |
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根が露出するとその部分が緑化するので、土寄せしておく。 根が肥大したら収穫する。
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生でかじるニンジンは、ミニニンジンがおすすめです。生育期間が80日前後と短く、根の長さも12cm程度なので、畑はもちろん、コンテナで育てることもできます。
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容器と用土 |
15cm以上の深さの容器が理想的。土は水はけがよければ、畑の土でOK。裂根の原因になるので堆肥は使わず、土の酸度調整に苦土石灰を土10l当たり10gを施します。元肥はIB化成S1号を20g土に混ぜます。
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種まき・間引き |
12cm間隔の条を作ってまきます。本葉2枚と4枚のころに間引きをして、最終的に株間を6~8cmにします。
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追肥 |
水やりを兼ねて、1週間に1回、500倍液肥を施します。乾きすぎ、湿りすぎを繰り返すと裂根の原因になります。
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収穫 |
ミニニンジンは発芽後75~85日で収穫します。 |
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