家庭菜園

imageカブ

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VARIETY


 カブは温暖で肥えた土に適した東洋系と、寒冷地に適したヨーロッパ系があります。ヨーロッパ系では金町コカブ、金沢青カブ、飛騨赤、長崎赤、温海、東洋系では天王寺、聖護院、寄居、河内などがあります。根の変わったものに、津田、日野菜
(写真)など、カブのイメージから離れたものもあります。
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PROFILE


 原産地は、アフガニスタン説とヨーロッパ説があります。ハクサイやツケナ類と同じ仲間で、根の形は円形や牛角状、色も白色から紫紅色までさまざまです。
冷涼な気候を好み、15~20℃が生育適温ですが、低温には強く?5℃でも耐えます。反対に、25℃以上では生育が鈍ります。
低温で花芽ができ、長日になるととう立ちして開花します。日本の在来種は長日に敏感で、早春のうちに開花しますが、西洋種は鈍感なものが多いようです。土質は選びませんが、沖積土、やや砂質土で品質のよいものができます。乾燥を嫌い、乾燥・過湿を繰り返すと裂根します。


畑の準備
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日当たり、排水のよい場所を選び、深く耕す。表面の土はよく砕いておき、乾燥する土地では低畝にする

種まき(小カブ)
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鍬で2条のまき溝をつけ、溝場いっぱいにばらまきする。覆土は1cm程度で、軽くおさえておく。

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条つけ鍬でまき溝を浅くつけ、2cm程度の間隔に条まきし、ごく薄く覆土する

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畝全面にばらまきし、板切れなどで押さえ、薄く覆土する。不織布をべた掛けにして、雨にたたかれるのを防ぐ


間引き・追肥
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カブは間引きをていねいにすると、大きさがそろう。子葉が開ききったとき、込みすぎたところを間引いて株間をそろえる

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本葉2、3枚になったら、生育の悪い株、込みぐあいをみて間引く。このころからアブラムシに注意する

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本葉5、6枚ころ、根の形が悪いものを間引く


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追肥はそれぞれの間引き後に条間に施すか、ばらまきのときは300~500倍の液肥を7~10日おきに水やり代わりに与える

大カブの場合
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1回目間引き:本葉出始めのころ、発芽遅れ、徒長株を間引く
2回目:本葉3、4枚ころ、1か所2株に
3回目:本葉6、7枚ころ、1か所1株に
1回目追肥:1回目の間引き後
2回目追肥:3回目の間引き後
3回目追肥:種まき後40日ころ

収穫・烈根
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追肥はそれぞれの間引き後に条間に施すか、ばらまきのときは300~500倍の液肥を7~10日おきに水やり代わりに与える




栽培ミニ知識 カブはもっと古い野菜
 日本でいつごろからカブが栽培されるようになったかは、定かではありません。でも、もっとも古い野菜の一つであるのは確かなようです。日本書紀では、持統7年(693年)に栽培されていたと記録されています。
 カブは中国から直接、あるいは朝鮮半島経由で日本に導入されたといわれますが、現在ある東洋種の品種は、日本で成立したものと考えられています。
 一方、東日本の産地では、ヨーロッパ系品種の特性をもつ在来種が、つい最近まで焼き畑栽培されていた例があります。いずれにしても、焼畑のようなふるい農耕文化に取り入れられていたことからも、昔から愛されてきた野菜なのです。
 カブラのほか、アオナ、ククタチとも呼ばれ、種子が灯油用にも利用されていました。
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