家庭菜園

インゲンマメインゲンマメ

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VARIETY

 大型の平さやではモロッコが、見た目は悪いけれども、良質でおいしいです。
 丸さやでは筋なしの品種が中心になります。蔓性種ではスラットワンダー、プロップキング、蔓なし種では、さつきみどり、セリーナがおすすめ。
 在来種も豊富で、丸さやでは山城黒三度、新江戸川、平さやでは穂高、大平莢尺五寸などがあります。
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PROFILE

 原産地は中南米。1年生マメ科の野菜で、蔓が長く伸びるのが蔓性種、ほとんど蔓が伸びないのが矮性種、そしてその中間種があります。
生育適温は15~25℃で、寒さにも暑さにも弱く、10℃以下になると生育が止まり、軽い霜でも枯れてしまいます。一方、30℃以上になると極端にさやが着かなくなります。
酸性土壌も苦手で(pH5が限界)、連作も嫌います。同じ畝では3年以上あけて栽培します。関西ではフジマメをインゲンと呼ぶこともありますが、これは違う種類。まちがえのないように。



畑の準備
 直まき栽培と移植栽培ができます。
種まき
イメージ 直まきの場合

種は大きなものを選んでまく。霜の心配がなければ早まきし、高温期に入るまでに茎葉が生長するようにする。

移植栽培の場合は3号ポットに3粒まき、本葉2枚の頃に2本立ちにする。本葉3~4枚時に2本立ちのまま植えつける。
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土は種の厚さの3倍くらいかける。砂質地では厚めに、粘土質地ではやや薄めにする  
覆土が薄いと、根の部分が浮き上がったり、種皮をかぶったまま発芽して子葉が開かなくなってしまう。
間引き・追肥
イメージ イメージ イメージ
       
イメージ 1週間程度で発芽する。本葉が1枚出たころに、矮性種は1か所2株に、蔓性種では1株に間引きする。雑草が茂らないうちに畝面を軽く耕して、株元へ土を寄せる

矮性種は花が咲きだす前に1回、蔓性種は花が咲きだしてから2回に分けて追肥する。溝を作って追肥後は覆土する
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1週間程度で発芽する。本葉が1枚出たころに、矮性種は1か所2株に、蔓性種では1株に間引きする。雑草が茂らないうちに畝面を軽く耕して、株元へ土を寄せる

矮性種は花が咲きだす前に1回、蔓性種は花が咲きだしてから2回に分けて追肥する。溝を作って追肥後は覆土する

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支柱立て・敷きわら
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夏になるまで、乾燥を防ぐために敷きわらする。 蔓性種のばあいは、支柱を立て、蔓が伸びはじめたら支柱に蔓を巻きつかせる
収穫
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種をまいてから約50日で収穫できる。また、花が咲きだして10~12日で収穫できるようになる。実がふくれすぎないうちに収穫する。


栽培ミニ知識 インゲンとトウモロコシ
アメリカ大陸が発見されたとき、先住民はすでに、穀物用としてトウモロコシを栽培していました。
さらにツルインゲンを育てるのに、前年のトウモロコシの茎を支柱代わりに利用していたことが記されています。
この栽培の方法は現代にもじゅうぶん通じます。スイートコーンを早植えすると、初夏には収穫が終わります。そこで、収穫が終わりそうなころ、スイートコーンの株元へインゲンの種をまいておけば、収穫が済むころにインゲンが蔓を伸ばしはじめます。
収穫の終わったスイートコーンは葉を切り取っておけば、茎が支柱として役にたちます。
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